コラム
【統計家・西内啓が監修】マーケティング分析を学ぶ講座
マーケティング活動を行う中で、消費者や顧客からデータを収集し分析する、マーケティングリサーチ。ターゲットとするお客様にあった商品・サービスを開発するために欠かせない活動です。そんな中、「マーケティングリサーチの方法がわからない」「いま行っているマーケティングリサーチで十分な成果を挙げられない」といった悩みを抱えている企業様は少なくありません。データビークルではそういった方々を対象に、「マーケティングリサーチ実践研修」を提供しています。
目次
マーケティングリサーチとは
マーケティングリサーチとは、マーケティング活動を行う中で消費者や顧客から収集したデータを分析し、課題の解決や商品・サービスの開発に役立てることをいいます。
マーケティングリサーチが有効なのは、たとえば新しい商品やサービスを開発する際。ターゲットとするお客様にあったものを提供するため、対象を絞ってさまざまなテーマでインタビューをしたり、アンケートを実施したりといった方法で意見を集めます。
マーケティングリサーチをすることのメリット
マーケティングリサーチをすることで、企業と顧客の双方にとってメリットがあります。
企業にとっては、ターゲットにあった商品・サービスを開発することで経営資源を効率的に運用できます。
また、顧客にとって必要でない商品・サービスの開発コストを削減することができるため、結果的に顧客は本当に欲しい商品・サービスを望ましい価格で利用することができます。
マーケティングリサーチの手法
マーケティングリサーチの手法は、大きく「定量調査」「定性調査」に分けられます。
定量調査
定量調査とは、アンケートなどで収集した調査対象者の意識や評価といったデータを数値として分析することをいいます。
インターネット上でアンケートに回答してもらったり、郵送した調査票に回答記入して返送してもらったりといった方法や、調査対象者を一カ所に集めて商品の試用をしてもらうといった方法があります。
定性調査
定性調査とは、インタビューなどで収集した調査対象者の意見や、実際に観察した行動といった情報を通じて、数値では測れない消費者の意識構造を明らかにすることをいいます。
インタビュアーが調査対象者にヒアリングをするデプスインタビューや、調査対象者を数人集めて座談会形式で話を聞くグループインタビューなどの方法があります。
マーケティングリサーチの手順
マーケティングリサーチは、大きく次のような手順で行います。
1.企画
2.設計
3.実施
4.集計
5.分析
6.評価
上記のうち、「企画」では、マーケティングリサーチを行う目的を明確にします。何のためにマーケティングリサーチを行うかを明確にすることで、調査対象者やリサーチ手法、その後のアンケートフォームや質問事項の作成まで一貫性をもって行うことができます。
データビークルの西内啓が監修「マーケティングリサーチ実践研修」
データビークルでは、統計家であり製品責任者である西内啓が監修する「マーケティングリサーチ実践研修」を提供しています。
消費者の嗜好が多様化し、マーケティングリサーチの重要性が増している中、マーケティングリサーチについて本格的に学んだことがある方はそう多くはありません。
書籍やネット上の情報を頼りに、性別や年代といった属性から調査対象者を選別し、自社商品・サービスの認知度を確かめるといった手順をなんとなく試してみる。そんな組織も少なくないのではないでしょうか。
市場のニーズや需要を把握するだけであればそうした調査で十分ですが、「相手の意識のどこに訴求をすれば購買行動を変えることができるのか」といったもう一歩踏み込んだアクションを起こすには、インタビューなどを実施して潜在的な意識を掘り起こす必要があります。
データビークルが提供する「マーケティングリサーチ実践研修」は、医学の世界で用いられている行動科学にもとづいたマーケティングリサーチ手法について、分析結果から実際の企画を作るまでを実践形式で学びます。これまでマーケティングリサーチをしたことがなく、分析するためのデータが蓄積されていないという企業でも、アンケート設計のノウハウを学ぶことでデータ収集から分析までが可能となります。
医学の世界では、健康行動を変えるためのプロモーション活動は主に公共機関が担います。限られた予算の中でいかに効率的に人の行動を変えるか。そういったノウハウが蓄積しています。このノウハウをマーケティングの分野で活かすことでさらなる成果が期待できます。
医学界のノウハウを転用することで、これまで「なんとなく」で行われていたアンケート調査を科学的に行うことが可能となります。科学的見地に基づくアンケートからは、顧客の行動変容を促すためのアイデアや切り口が得られるでしょう。
データビークル「マーケティングリサーチ実践研修」の特徴
データビークルの「マーケティングリサーチ実践研修」は、行動科学にもとづいて調査を設計し、「打ち手につながる切り口」を発見する力を身につけることが目的として行われます。
医学の世界では、行動科学にもとづいて行動変容を促さなければ人の行動は変わらないとされています。こうしたソーシャルマーケティングの分野を専門とする人は、日本国内に数えるほどしかいません。そのため、医学界で生み出された知恵がビジネスマーケティングで十分に活かされていないというのが実情です。
行動科学の知識を身につけるには、専門書を読み込んだり、大学院へ通って行動科学に関する研究をしたりする必要があり、大きな学習コストがかかります。
データビークルの「マーケティングリサーチ実践研修」は、こうした行動科学に基づくマーケティングリサーチのノウハウをひととおり体験できるよう、凝縮したフォーマットにして提供しています。
どんな人におすすめか
データビークルの「マーケティングリサーチ実践研修」は、マーケティングに携わるすべての人に受講いただきたい内容です。従来の「意識を聞く」でなく「行動を変える」という視点からの調査は、現在専門のリサーチャーとして活躍されている方にとっても新鮮な体験となるのではないでしょうか。
企画を考案する人、マーケティングを実践する人にとっても、「経験と勘」ではなくデータに基づいたリサーチを行うことで、新しいアイデアを見つけていただくきっかけになるでしょう。
顧客の行動を科学的に理解し、企業成長へとつなげる
「顧客の行動の要因を理解したい」「成果につながるアンケート調査法を身につけたい」。データビークルの「マーケティングリサーチ実践研修」は、そういった方たちの共通の悩みである「顧客の声を的確に分析したい」という課題に応えます。
顧客の行動を科学的に理解し、企業成長につなげたい。そうお考えの企業様は、データビークルが提供する研修プログラムを体験してみてはいかがでしょうか。
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